ぱらあーと 多摩市みんなの美術作品展

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放送日2025年12月10日~

ぱらあーと 多摩市みんなの美術作品展

多摩市

11月30日(日)から12月7日(日)まで、多摩市落合のパルテノン多摩市民ギャラリーなどを会場に、「ぱらあーと 多摩市みんなの美術作品展」が行われました。
この作品展は、障がいのある人の文化活動や社会参加の促進、障害理解の輪を広げることを目的に毎年開催されているもので、今回は、18団体と個人参加16人の作品、481点が展示されました。

重度心身障がい者支援施設「なかまの樹」の作品展示では、施設名の「樹」という文字を、3種類の字体で書いた書道作品が出展されたほか、施設で毎年販売を行っているというカレンダーの新作が展示されていました。
カレンダーには、「梅」や「藤」など、季節にあった花の漢字と、手作りの花のスタンプがデザインされていて、訪れた人の目を引いていました。

一方、障がい者の自立支援を行う団体「自立ステーションつばさ」のスペースでは、日頃の活動紹介のほかに、大きな「インクルーシブアート」の展示を行っていました。
こちらは、「みんながたのしめるおまつり」をテーマに、利用者や地域の人たちが協力して作り上げたもので、各々が描いたイラストや粘土で作った作品を大きな画用紙に貼り付け、一つの絵に仕上げています。
絵の中には、「祭」と書かれたうちわや、画用紙で作られたカラフルな みこしなど、楽し気なお祭りの風景が散りばめられていました。

このほかにも、様々な支援施設の利用者が手づくりした、クリスマスリースや編み物などの作品、地元中学生の作品展示なども行われていました。
また、イベントの期間中の12月6日にはオープンスタジオで、パラスポーツの紹介として「車いすカーリング」の体験が行われたほか、多摩中央公園では、多摩市障害福祉ネットワーク「たまげんき」による、焼きそばや無農薬野菜の販売なども行われ、訪れた人は思い思いにイベントを楽しんでいました。