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放送日2025年11月09日~
戦前の多摩村と皇室
多摩市
多摩市連光寺の旧多摩聖蹟記念館と、多摩市貝取の多摩ふるさと資料館では現在、企画事業「戦前の多摩村と皇室」が行われています。
これは、旧多摩聖蹟記念館の開館95周年を記念して企画されたもので、今回はより多くの展示を紹介するため、2つの会場で開催されています。
第一会場となる旧多摩聖蹟記念館では、皇室の方が記念館を訪れた際に撮影された写真や、明治天皇の肖像画・レリーフのほか、明治天皇が実際に使用したという竹製の箸や木製の杖、さらには皇室の方々の肖像や御使用品など、61点が展示されています。
その他にも、旧多摩聖蹟記念館の前身となる「対鷗荘」の模型も展示されており、旧多摩聖蹟記念館と皇室の繋がりを感じることのできる内容となっています。
一方、第二会場の多摩ふるさと資料館には、当時の多摩地域の人々が、天皇・皇族の方々を迎えるにあたって準備したものなど、51点の品々が展示されています。
明治14年に初めて、連光寺村を訪れた明治天皇は、以降4度に渡り村を訪れ、うさぎ狩りやあゆ漁の展覧を楽しんだということで、こちらの会場では、捕獲された動物のはく製や、漁を展覧された際の漁場の配置図・写真などが展示されています。
また、こちらの会場には、明治天皇が行幸の際に宿泊等で利用したという富澤家の邸宅で使われていた「行在所」と書かれた木札や、当時の写真なども展示されています。
企画展「戦前の多摩村と皇室」は、旧多摩聖蹟記念館は12月14日(日)まで、多摩ふるさと資料館は12月7日(日)まで開催されています。







