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放送日2025年10月19日~
「オンデマンド交通」の実証実験
稲城市
稲城市では、10月1日から、利用者の予約に応じて運行する乗合型の移動サービス「オンデマンド交通」の実証実験が始まっています。
この「オンデマンド交通」は、利用者の予約に応じて運行する乗合型の移動サービスで、昨今の運転手不足などの課題に対応する新たな公共交通の形として注目を集めています。
今回の実証実験では、タクシーの車両が用いられ、来年1月30日まで、平日午前8時から正午までの時間帯で運行します。
オンデマンド交通が運行するのは、向陽台・長峰地区を中心としたエリアで、場所と乗降場所となるポイントが27か所設置されています。
さらに、稲城市役所や稲城市立病院など4か所を料金が異なる「特定ポイント」として設定していて、あわせて31か所のポイントが利用できるということです。
運賃は通常区間で400円、稲城市立中央図書館や総合体育館など市内の「特定ポイント」を含む移動では、600円となっています。
利用予約は、電話のほか、WEBアプリを使用することも可能で、アプリ上で利用エリアや乗降場所、乗車予定の日時などを指定し、決済まで行うことができます。
今回の実証実験では、病院の通院や買い物、駅までの送迎といった日常生活の中でのサービス利用を通して、地域の交通利便性向上を目指しています。
稲城市では、今後も市民の声をもとに、サービスの改善や活用拡大を図り、地域住民の暮らしを支える取り組みを進めていくということです。