第2回 ながやまキッズセミナー

現在放送中

放送日2025年09月03日~

第2回 ながやまキッズセミナー

多摩市

8月30日(土)、多摩市永山の日本医科大学多摩永山病院で、「第2回 ながやまキッズセミナー」と題したイベントが行われました。
これは、医療にまつわる体験を通して多摩永山病院について広く知ってもらおうと昨年から実施されているもので、取材に伺った午前の部には、19人の小学5・6年生が集まりました。

4つのグループに分かれた子どもたちは、早速それぞれの体験に向かいます。
1つ目のグループが最初に向かったのは手術室です。
多摩永山病院に導入されている「ダヴィンチ」という最先端の医療ロボットを見学します。
このロボットは、操縦席から医師が遠隔操作してメスなどを動かし手術を行う医療機器で、この日は、実際に医師の皆さんが使っているというトレーニングゲームを利用した操作体験が行われました。
子どもたちは、両手両足を動かしてモノをつかんだりするなど、貴重な体験に夢中になっている様子でした。

一方別のグループが行っていたのは、救命士体験です。
ここでは、医師に教えてもらいながら、倒れている人に見立てた人形へ、心臓マッサージやAEDでの処置を施していきます。
子どもたちは、一定のリズムで心臓マッサージを続けることや、あまり触ることのないAEDの使い方を一生懸命に学んでいました。

そして、心肺蘇生の方法を学んだ子どもたちは、外に移動し、ドクターカーの見学をします。
普段見る機会がないドクターカーの内部や、自動昇降機能のある最新型のストレッチャーなどを目にした子どもたちは興味津々の様子で見学していました。

見学の途中、突然倒れた人を見つけたという、デモンストレーションが始まります。
子どもたちは、先ほどの体験を思い出しながら、懸命に救助に当たります。
やがて、実際の救急隊員が現れて処置を引き継ぎます。
子どもたちは、救助の流れを真剣な表情で見ていました。

この日はそのほかにも、「鉗子(かんし)」を使う体験として、折り紙をする体験や、薬に見立てたお菓子を処方箋通りに選ぶ「調剤体験」、点滴のスピードを調整する「看護師体験」なども行われ、子どもたちは本物の病院を舞台にした貴重な体験を通して、充実した時間を過ごしているようでした。