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放送日2025年08月10日~
KDDIミュージアム夏休みスペシャル 夏まつり
多摩市
8月2日の(土)、多摩市鶴牧のリンクフォレストで「KDDIミュージアム夏休みスペシャル 夏まつり」が行われました。
リンクフォレストの中にある「KDDIミュージアム」は、日本の国際通信の歴史や最新技術などを展示する博物館です。
この日は、夏休みスペシャルとして施設を無料見学日とし、子どもたちの夏休みの自由研究にも最適なラジオ番組づくりを体験できるワークショップや、縁日のイベントが楽しめる企画が用意され、多くの人で賑わいました。
ロビーでは、輪投げや的あて、射的など 夏まつりの縁日では定番のお店が並び、子どもたちが楽しむ姿が見られました。
またKDDIミュージアムでは、この日から、謎解きプログラム「沈黙のラジオを救え!ラジオ探偵団出動!」がスタート。
このプログラムは受付でラジオを持ってミュージアム内を回り、展示されている周波数に合わせて謎を解き明かすという体験型アクティビティ、謎解きだけでなく、国際通信の基盤である「モールス信号」を体験するのコーナーもあり、多くの来場者が挑戦していました。
また同じ日、リンクフォレスト研修室では、「君のラジオステーション 君の声を。見えない電波にのせよう」と題したワークショップが行われました。
これは、国内のラジオ放送開始から今年で100年を迎えるにあたり、子どもたちにラジオを身近に感じてもらおうと行われたもので、この日は、移動式の小型ラジオ局を提案している
グラフィックデザイナーの山口直美さんと、多くの人気番組を手掛けるTBSラジオの阿部千聡さんを講師に迎え、通信やラジオの仕組み、番組制作について学びました。
はじめに山口さんからは、電波がどのようにして伝わりラジオで聞けるのかという話や、免許が不要な微弱電波を利用したミニFMについての説明がありました。
また、阿部さんからは、ラジオ番組の作り方やラジオ放送の役割などが紹介され、現場のラジオディレクターならではの内容に参加した子どもたちは、真剣な表情で聞き入っていました。
そしてこのワークショップのメインでもあるラジオ番組づくりが始まりました。
今回は3分~5分以内の番組ということで、子どもたちは、番組内でどんなテーマを取り上げるかを考え要点をまとめて原稿に起こしていきます。
およそ30分で原稿を作り上げると、自分がパーソナリティとなり、架空のラジオ番組で発表します。
その模様は、ミニFMの電波を使って会場内で聞くことが出来ます。
番組では、習い事で努力していることや、自分の好きなもの、夏休みにやりたいことなど参加者の皆さんがそれぞれ考えた原稿を元にトークを繰り広げていました。
ワークショップのおわりに、TBSラジオの阿部さんは、インターネットの検索と違い、ラジオは情報や音楽といった偶然の出会いが生まれるもの。今回の子供たちの番組の中でも、気づかされるものがあったと思うので、皆さんも是非、ラジオを聞いてほしいとラジオの可能性について語っていました。