JAF関東本部ロードサービス競技会

現在放送中

放送日2025年07月30日~

JAF関東本部ロードサービス競技会

多摩市

7月27日(日)、多摩市永山のJAF中央研修センターで、「JAF 関東本部ロードサービス競技会」が開催されました。
この競技会は、JAFロードサービス隊員の皆さんが、日頃の救援技術訓練の成果を披露する場として行われているもので、これまでは公開されていませんでしたが、地域の人たちにもロードサービスの仕事について知ってもらおうと去年から一般公開のイベントとして行われるようになりました。

今回行われたのは、「パンクスペア交換」というロードサービスの技術競技。
パンクした車両のタイヤを、制限時間内に交換できるかを競います。
この日は、来場した子どもたちが審査員を務め、作業の様子を間近で見ながら、声の大きさ、笑顔、かっこよさ、すばやさの4つの項目で採点を行います。

隊員は、車両の外側に異常がないかを確認した後、サイドブレーキをかけていよいよタイヤの交換作業に取りかかります。
専用の器具で車体を持ち上げ、確認作業を細かく行いながら、パンクしたタイヤを取り外したら、次に、スペアタイヤを取り付けていきます。
どちらの隊員も、素早く、かつ丁寧に作業を進め、時間内に見事、タイヤ交換を終えることができました。

競技終了後には、災害時を想定した「横転車両引き起こし・けん引作業」のデモンストレーションが披露されました。
隊員の皆さんは、横転してしまった車両を、レッカー車と「ウィンチ」と呼ばれる機械で引き起こしますが、車輪のダメージを最小限にするためには、繊細なレバー操作が必要だとのことで、その技術を目の当たりした見学者の皆さんは圧倒されている様子でした。

そして最後に、競技大会の表彰式が行われ、審査員の子どもたちから隊員に表彰状が手渡されました。
子どもたちの「すごかったです」といった言葉に、隊員たちも笑顔で応え、会場はあたたかい拍手に包まれていました。