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放送日2025年07月20日~

令和7年度第1回東京都立多摩南部地域病院公開講座 胃がん検診と消化器疾患について

多摩市

7月12日(土)、多摩市中沢の東京都立多摩南部地域病院で、「胃がん検診と消化器疾患について」と題した公開講座が行われました。

平成5年に開設された多摩南部地域病院は、地域の中核病院として、イベントの開催や小冊子の発行など、医療や健康に関する情報を地域の皆さんにわかりやすく伝える活動を行っています。
近年多摩市では、各種市民検診の受診率が低下しているため、今回は、市民検診の受診率向上を図る取り組みとして初めて、多摩市、多摩市医師会との共催による公開講座が開かれることになりました。

講座のテーマは、「胃がん検診と消化器疾患」ということで、講師を務める多摩南部地域病院 外科部長の畑地健一郎先生から、はじめに、検診によって発見された良性・悪性腫瘍への対応方法などが紹介されました。
畑地先生は、「胃がんは、早期発見であればほぼ完治するので、定期的に内視鏡での検査を受けてほしい」と語り、検診から治療まで一貫して対応できる多摩南部地域病院の受け入れ体制についての紹介もあり、参加者の皆さんは、改めて定期的に検診を受けることの大切さを学んでいました。

講座終了後は、今年3月にリニューアルされた、病院内の「新内視鏡センター」の見学ツアーが実施され、検査待ちの日数を短縮するために検査室が増設されたことや、今まで別の場所で行っていた造影検査が、こちらのセンター内で受けられるようになり、より円滑な検査体制が整備されたことなどが紹介されました。

この公開講座は、今回を入れて今年度4回の開催を予定していて、11月には「乳がん検診と治療について」というテーマで講座が行われるということです。
詳しくは、多摩南部地域病院のホームページをご覧ください。