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放送日2025年07月16日~
パルテノン多摩 特別展「多摩市の生きもの大集合」
多摩市
多摩市落合のパルテノン多摩では、現在、特別展「多摩市の生きもの大集合!~市民が調べた多摩市の生物多様性~」が開かれています。
多摩市は2017年に市内の生物多様性の保全を推進するため「多摩市生物多様性ガイドライン」を策定。これを受けて、昨年度、104人の市民からなる「多摩市生きもの調査隊」が結成され、生物多様性に関する調査が行われてきました。今回の特別展では、その調査結果とともに、調査から見えてきた多摩市の生物多様性の特徴や生物を取り巻く状況などが詳しく紹介されています。
こちらは今回の目玉展示で、「多摩市生きもの調査隊」が市内で見つけたおよそ1,900種類の動植物をまとめたパネルです。
中でも絶滅危惧種の「ツマグロキチョウ」は、多摩市から一時期は居なくなったと思われていたとされるチョウですが、昨年度の調査で発見されました。今回の特別展を企画したパルテノン多摩では、このように動植物を一堂に展示することで、多くの人に生物多様性を直観的に感じてもらいたいということです。
そして、調査結果から見えてきた多摩市の特徴に触れた展示では、特に生物の多様性が豊かだった「ホットスポット」として、都立桜ケ丘公園や多摩川、大栗川の他、多くの種類のトンボやカモ類が見つかった豊ヶ丘南公園が紹介されていました。他にも、多摩市和田の「ななやま緑地」に設置した定点カメラに写り込んだフクロウやキツネなどの映像や、市内で見られる様々な動植物のはく製も展示されていて、来場者が、多摩市の生きものについて考えられるような展示内容となっています。
パルテノン多摩 特別展「多摩市の生きもの大集合!~市民が調べた多摩市の生物多様性~」は、7月29日(火)まで開催されています。