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放送日2025年06月29日~
令和7年度健幸まちづくりシンポジウム
多摩市
6月21日(土)、多摩市永山の永山公民館ベルブホールで、健幸まちづくりシンポジウムが開催されました。
多摩市では、誰もが健康で幸せを実感できるまち、健幸都市「スマートウェルネスシティ」の実現に向け、様々な取り組みを行っています。
このシンポジウムも、そうした取り組みの一環として毎年開かれているもので、今回は、東京大学高齢社会総合研究機構・機構長の飯島勝矢さんによる、「健康長寿と幸福長寿の両立を目指して」と題した基調講演が行われました。
講演のなかで飯島さんは、加齢によって気力・体力が弱まってしまう状態、いわゆる「フレイル」について、その原因や、予防のポイントなどを解説しました。
高齢者などが「フレイル」の状態におちいってしまう要因の一つとして、筋肉量の減少によって身体機能が低下する「サルコペニア」が挙げられるということです。
そして、参加者の皆さんは、自身の健康状態を確認するため、飯島さんが監修したというフレイルチェックシートに挑戦。
これは、11項目のアンケートに答えてフレイルの簡易チェックができるというもので、みなさん真剣な表情で取り組んでいました。
このアンケートの結果から、フレイルを予防するためには、バランスのよい食事に加えて、「ウォーキング」などの有酸素運動や、日常生活の中で体を動かす機会を増やすことが大切だと説明がありました。
講演の途中には、体を動かす時間が設けられ、ステージに、地域で活動する「介護予防リーダー」の皆さんが登場。
日頃から、足腰の強化や認知症予防の教室を開いている皆さんの指導のもと、筋力アップにつながる、からだ全体を使った運動を参加者と一緒に行いました。
最後に、阿部市長より講評があり、会場に集まった皆さんは、市長の話を聞きながら、改めてフレイル予防の大切さを感じているようでした、