桜美林大学多摩キャンパス TAMA祭

現在放送中

放送日2025年05月28日~

桜美林大学多摩キャンパス TAMA祭

多摩市

5月24日(土)、多摩市落合の桜美林大学・多摩キャンパスで、「TAMA祭」が開催されました。
航空業界のスペシャリストを育成する桜美林大学・多摩キャンパスならではの大学祭として、昨年初めて開催されたこのイベント。
今年も学生たちが日々学んでいる「航空」について多くの人たちに知ってもらおうと、会場では、様々な催しが行われました。

このうち、「空の指揮官体験~ディスパッチャーになろう~」と題した体験プログラムには、たくさんの子どもたちが参加し、
体験を通してディスパッチャーの仕事について学びました。
ディスパッチャーとは、航空機のフライトプランを作り飛行監視をする、いわば、空の指揮官のような存在です。
取材に伺った時間には、小学生を対象とした初級編のディスパッチャー体験が行われ、参加した子どもたちは、水色のボードを空に、綿を雲に見立ててフライトルート作りに挑戦しました。
実際のフライトルート作成にも、天気予報を細かく分析して飛行機が安全に飛行できる道を探すということで、この日は、厚い雲があったらよけるか、下をくぐるというルールのもとフライトルートを考えていきます。
子どもたちは、スタート地点から、どのように進めば安全にゴールまで飛行できるのか、ルートを考えていました。
そして、自分の見つけたフライトルートに沿って、嬉しそうに、飛行機の模型を飛ばしていました。

また、シミュレーターを使った飛行機の操縦体験も、多くの来場者の人気を集めていました。
こちらの体験では、航空学を専門に学ぶ学生たちから飛行機の操縦方法を教わります。
参加した人たちは、「操縦かん」と呼ばれるハンドルを握って飛行機を上下、左右に動かしていき、目的地を目指して、夢中になって操縦していました。

一方、会場には、航空各社もブースを出展し、航空業界の魅力を発信していました。
JAL・日本航空のブースでは、パイロットや客室乗務員の制服を着用した記念写真の撮影コーナーが人気を集めていた他、ANA・全日空のブースでは、飛行機の機体に使われている材料についてのクイズや飛行機の様々な部品の展示が行われ、訪れた人たちは興味深そうにそれらを手に取っていました。
その他にも、学生たちが切り盛りするカラフルな綿あめの出店や、駄菓子や食べ物の販売コーナーも設けられ、会場は、思い思いに大学祭を楽しむ人たちでにぎわいを見せていました。