ＯＴＣ医薬品販売機を用いた第２回一般用医薬品販売の実証開始

多摩市

多摩市永山にある龍生堂薬局 永山店。
この場所で、ＯＴＣ医薬品販売機を用いた一般用医薬品の販売実証が始まっています。
ＯＴＣ医薬品とは、薬局やドラッグストアなどで、処方箋なしに購入できる医薬品のことで、購入にあたっては、薬剤師または登録販売者といった資格者の確認が必要です。そのうち、使用にあたって特に注意の必要な第１類医薬品は、薬剤師による確認が必要となります。
この販売実証は、医薬品や健康関連商品などを開発・販売する大正製薬株式会社が、新しい医薬品販売の在り方を検証しようと始めたもので、２０２２年５月に実施した１回目の実証に続いて２回目の試みとなります。

今回の実証で使う販売機には、薬剤師と購入希望者との通話機能を新たに搭載。
これにより、購入希望者が薬剤師と映像と音声でリアルタイムに会話をしながら服薬指導や商品に関する相談が可能となり、扱える医薬品の分類も広がりました。

薬で治したい自分の症状を選び、実証実験参加への同意をすると、画面に、ずらりと商品が表示されます。
商品のパッケージはもちろん、用法・用量、成分なども画面を通して見ることが出来るので、内容を確認して自分で、必要な薬を選択していきます。
そして。

第１類医薬品など、使用にあたって特に注意の必要な医薬品は、薬剤師がビデオ通話を通してしっかりと確認をしてから販売できる仕組みをとっています。
そして、画面の案内に沿って購入ボタンを押して決済が完了すると、販売機から薬が出てきます。

大正製薬の担当者は、「将来的には、今、医薬品を販売するのに不便のある場所、そういうところに販売機を展開できればと考えています。」
と話していました。

この販売実証の期間は、６月３０日（月）まで。
ＯＴＣ医薬品販売機を用いた医薬品は、龍生堂薬局 永山店の営業時間内で購入できます。