戦後80年 平和サミット

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放送日2026年02月22日~

戦後80年 平和サミット

多摩市

2月15日(日)、多摩市落合のパルテノン多摩で、「戦後80年平和サミット」と題したイベントが行われました。

このイベントを主催した「平和首長会議東京都多摩地域平和ネットワーク」は、1982年に発足した「平和首長会議」に加盟している多摩地域26市が共同で設立したもので、この「平和首長会議」が掲げる「平和文化の振興」に向けて取り組むことを目的に、様々な活動を行っています。

今年度は、戦後80年事業として、「戦争の記憶」を風化させないよう、戦争を体験していない若い世代の人たちに平和について考えてもらう機会をつくるため「多摩地域平和ユース研修事業」を実施。
この研修事業には、多摩地域26市の高校生・大学生が「平和ユース」として参加しました。

平和ユースの皆さんは、昨年6月からそれぞれ、平和についての探求学習を行い、8月には広島市を訪問。
その中で、被爆体験者や現地の若い世代との交流を通して学んだことを、今回発表します。

平和サミットは3部構成で行われ、第1部では、広島市出身で元NHKアナウンサーの杉浦圭子さんによる講演が行われました。
父親が被爆者という、「被爆2世」の杉浦さんは、NHKアナウンサー時代に、数多くの平和関連番組を担当。
現在は、被爆体験の伝承者として13歳の時に被爆した父親の体験を伝えています。
講演のなかでは、自身が見たことのない「原爆」というものについて、言葉で正確にニュアンスまで伝える難しさを痛感したという若手アナウンサー時代の話や、司会・朗読を担当した「被爆者の手紙」という、NHK広島制作の番組の中で紹介された手紙の朗読を披露しました。

第2部の「平和ユース活動報告」では、平和ユースの皆さんが、4グループに分かれて「被爆の記憶」「教育」「人権」「スポーツ」をテーマに、それぞれ研修活動で学んだ事や、今後に向けての思いを「平和のメッセージ」として発表しました。
多摩市、稲城市の学生が参加した「被爆の記憶」というテーマの発表では、被爆者との出会いの中で、平和を守るために声を上げることの大切さを学んだことや、原爆や戦争について学ぶことができる、多摩地域の資料館や戦跡などを紹介したほか、多摩26市の市長に向けては、戦争や平和について語り合う場を整え、次世代へ「戦争の記憶」を受け継ぐ仕組みを作って欲しいと訴えました。
そして、第3部では、明星大学人文学部の竹峰誠一郎教授をファシリテーターとして、平和ユースの皆さんと、多摩26市の市長によるトークセッションが行われ、学生たちの「平和へのメッセージ」の内容を受けた活発な意見交換が行われました。