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放送日2025年12月17日~
放送のウラに通信アリ展
多摩市
多摩市鶴牧のKDDI MUSEUMでは、現在、特別展「放送のウラに通信アリ展」が開催されています。
この特別展は、日本で放送が始まって100年という大きな節目の年に合わせて企画されたもので、会場では、放送を裏側で支えてきた「通信」にスポットを当てながら、様々な展示を通して放送の奥深さや、通信の重要性が紹介されています。
展示は、「あの感動のウラに通信アリ」や「あのニュースのウラに通信アリ」など、3つのテーマに分けられています。
館長の中村さんに、見どころを聞いてみると…
こちらが、1925年に、日本のラジオ放送が始まった当時の国産ラジオの復刻版です。
アンテナ線が、空中にある電波をキャッチし、この鉱石で電波から音声信号のみを取り出していたということです。
会場では、当時の放送を再現したラジオの音を聞くこともでき、100年前の技術とは思えないほどのクリアな音質を確かめることが出来ます。
一方、テレビ放送を支えた通信技術も貴重な資料とともに紹介されています。
こちらは、1960年に開催されたローマオリンピックの放送を支えた技術「コマドリ伝送」の仕組みを紹介するコーナー。
1960年以前のオリンピックでは、映像フィルムを空輸していたそうですが、この技術によって、速報映像をお茶の間に届けることができるようになったそうです。
続いてこちらは、1969年の宇宙船アポロ11号の月面着陸の中継の仕組みを紹介したパネルです。
当時、月面から発信された電波は、オーストラリアの巨大パラボラアンテナで受信され、その後、太平洋上空の衛星を経由して、地上の各局へ送られたということで、全世界の人々が目撃した歴史的映像の裏側には、日本の衛星通信施設が大活躍したというエピソードなども紹介されていました。
その他にも、最新の放送技術として、5Gの端末をつなぐだけで中継が可能になったカメラなども展示され、放送技術の進化を感じ取ることが出来ます。
KDDI MUSEUM・特別展「放送のウラに通信アリ展」は、来年、2月3日(火)まで開催されています。







