南大沢地域合同防災訓練

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放送日2025年11月12日~

南大沢地域合同防災訓練

八王子市

11月8日(土)、八王子市南大沢の南大沢中学校で、南大沢地域合同防災訓練が行われました。

南大沢地区では、2014年に地域の青少年対策委員会、学校・町内会などからなる自主防災協議会を結成し、地区内の学校で毎年避難訓練を実施しています。
今回は、「避難所で学ぶ 避難訓練と防災知識」をテーマに、実際に参加者の皆さんが体験しながら防災を学べる様々な訓練が行われました。
また今回は、八王子市で初となる「ペット同行避難訓練」も行われました。

災害発生時、自宅での生活が困難で避難が必要な場合、指定避難所にペットを連れて避難ができますが、居住スペースではなく飼育専用エリアで飼育することになります。
ペットと避難した参加者は、受付でペットに関する情報を「同行動物登録カード」に記入し、提出したあと、専用エリアにペットを預けて訓練に参加しました。

訓練では、初めに校庭で八王子市消防団第12分団によるポンプ操法が披露されました。
ポンプ操法は、消防団が火災の消火を想定して行う基本的な操作の訓練です。
会場では、団員の迅速な放水準備が行われ、火点と呼ばれる的に放水されると集まった皆さんから拍手が送られました。
次に行われた消火器体験では、八王子消防署由木分署の職員による消火器の扱い方や消火方法の説明のあと、実際に訓練用の消火器を使った体験が行われました。

その後、体育館に会場を移し、参加者のみなさんは、心臓マッサージやAEDの扱い方の説明を受けたほか、南大沢にあるヤマザキ動物看護大学の学生によるペットの心肺蘇生法体験の実演を見学しました。
そして、防災に関する講演では、ヤマザキ動物看護大学の福山准教授から災害時にペットと飼い主が安全に避難するための準備や対策についての話、自主防災協議会による「南大沢地域の災害リスクと備えについて」の話が行われ、参加者のみなさんは、真剣な表情で話に耳を傾けていました。

この日は、南大沢中学校が会場ということもあり、受付の対応から各種体験に参加する中学生の姿もみられ、会場では、幅広い世代が、いざという時の防災知識を積極的に身に付けようとする姿が見られました。