第16回たまかんフェスタ

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放送日2025年10月26日~

第16回たまかんフェスタ

多摩市

10月19日(日)、多摩市唐木田の多摩清掃工場で、「第16回たまかんフェスタ」が行われました。

多摩市全域と、多摩ニュータウン区域内にある八王子市・町田市の一部が対象のごみ処理施設「多摩清掃工場」を身近に感じてもらうために毎年行っている、この「たまかんフェスタ」。会場では、特別見学会と題して、普段入ることのできない工場内の見学や、高さおよそ100mの煙突に上ることが出来るとあって毎年多くの人が集まる人気のイベントです。

会場内に設置されたステージでは初めに開会式が行われ、多摩ニュータウン環境組合の管理者である多摩市の阿部市長と、多摩ニュータウン環境組合議会の星野議長から挨拶がありました。
その後ステージでは、和太鼓や吹奏楽の演奏、フラダンスなど、さまざまな出し物が披露され、会場は大いに盛り上がりました。

ステージの周りには体験コーナーや飲食販売の出店がならび、来場した人たちでにぎわっていました。また、多摩市・八王子市・町田市の、環境組合に関わる部署は、楽しみながらごみの分別が学べるコーナーや、たい肥が無料でもらえるコーナー、エコに関連したキャラクターの缶バッジを作るコーナーなど、それぞれごみに関する展示や体験コーナーなどを出展していました。

そしてメインイベントである「多摩清掃工場特別見学会」には、今年も多くの人が参加し、工場見学のコースでは、ごみ収集車にごみを投入する体験が行われたあと、いよいよ工場の中へと入っていきます。参加者の皆さんは、清掃工場内に設置された見学コースから「プラットホーム」や「中央制御室」、「焼却炉」などの施設を見学。可燃ごみのかくはんや焼却炉への運搬に利用される「ごみクレーン」を見学した皆さんは、巨大なクレーンが持ち上げるごみの量や、落とす時の迫力に、驚きの声を上げていました。また、今回は特別見学会ということで、ごみクレーンの操縦席もコースに入っていて、クレーンを操作するスタッフの真横で、ごみをかくはんする様子も見学しました。

一方こちらで行われていたのは、多摩清掃工場の煙突に入り、455段の階段を上って最上階をめざす「煙突のぼり」の見学会です。参加者の皆さんは、手すりをつかみながら、慎重に階段をのぼり・・・途中にある踊り場で休憩をとりながら最上階を目指していきます。登り始めておよそ10分、ついに頂上へとたどり着いた皆さんは、登り切った達成感と、最上階からの美しい眺めを感じながら、うれしそうな表情を浮かべていました。