THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025

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放送日2025年07月16日~

THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025

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7月13日(日)、多摩地域をコースとした自転車競技イベント「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025」が開催されました。
これは東京都が推進する、自転車に関する総合的な取り組み「GRAND CYCLE TOKYO」プロジェクトの一環として開催されたもので、東京2020オリンピック競技大会・自転車ロードレースのコースを活用した前回大会に引き続き、今回も多摩地域の様々なエリアを舞台にレースが繰り広げられました。
この大会からエリート男子のカテゴリーは国際自転車競技連合(UCI)公認の国際自転車ロードレースとして開催されることになり、国内外から16チームが参加しました。

八王子市南大沢の三井アウトレットパーク多摩南大沢の特設ステージで行われた前日イベントには全チームの出場選手が登場し、会場に集まった熱心なファンの前でそれぞれ意気込みを語りました。
その後、選手たちはエキシビジョンコースを走り、集まったファンに手を振ったりハイタッチをしたりと、大会を大いに盛り上げていました。
また、この日のイベントには、GRAND CYCLE TOKYOアンバサダーでタレントの稲村亜美さんと、青山学院大学 陸上競技部監督の原晋さんがゲストとして登壇。今回のロードレースのコースを走ったという稲村さんは、起伏に富む多摩地域のコースの感想を語ったほか、原監督は、教え子たちが毎年出場している箱根駅伝などに絡めて、多摩地域で行われる自転車ロードレースに対する思いを語りました。

そして7月13日のレース当日。エリート男子は、武蔵野の森公園からJR青梅駅前交差点まで、全長133.8kmのコースを93名の選手が駆け抜けます。
スタート地点では初めに、レース開催を記念して、稲城市の髙橋市長や八王子市の初宿市長など、今回のコースとなっている多摩地区8市の関係者によるテープカットが行われました。

そして午前7時30分。いよいよレースが始まります。

前日のイベントにも登場した稲村亜美さんや同じくGRAND CYCLE TOKYOアンバサダーでタレントの武井壮さんらの先導により、武蔵野の森公園を出発した選手たちは、東京2020オリンピック大会でもリアルスタート地点となった是政橋を目指します。
是政橋の付近には、多くの観客がつめかけ、選手の通過を待ち受けます。
選手たちが是政橋に差し掛かったところで、審判の旗が振られ、いよいよ「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025」がリアルスタートしました。

城山通りを駆け抜けた選手たちは南多摩尾根幹線道路を通り、多摩市へ向けて、力強くペダルをこいでいきます。
そして、大栗川橋の手前を曲がり、多摩ニュータウン通りに出ると、レースは先行しようとする選手たちによって先頭集団が形成されていきます。
その後、集団から抜け出した2名の選手を先頭に、小山内裏トンネルを抜けて、多摩境駅前交差点を通過した選手たちは、八王子市の鑓水方面へと進んでいきます。
沿道で応援していた住民の皆さんは、ゴールのある青梅市へ向けて、あっという間に通り過ぎていった選手たちの走りに圧倒されているようでした。

レースはその後、日野市や昭島市などを通り、青梅市のJR青梅駅前でフィニッシュを迎えました。
今回のエリート男子では、日本の自転車ロードレース界の第一人者である新城幸也選手を擁するチーム、「ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ」のロレンツォ・クアルトゥッチ選手が2時間46分29秒のタイムで優勝したということです。