令和7年度多摩市合同水防訓練

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放送日2025年06月01日~

令和7年度多摩市合同水防訓練

多摩市

5月25日(日)、多摩市一ノ宮の多摩市立一ノ宮公園で、「令和7年度 多摩市合同水防訓練」が行われました。
これは、台風や集中豪雨の発生する季節を前に、市内の関係機関が連携を図りながら水害への対応や備えを確認しようと、毎年行われているもので、この日の訓練には、多摩消防署や多摩市消防団、地域の自治会や自主防災組織のメンバーなどおよそ250人が参加しました。

今回は、「台風の影響により、多摩川の水位が上昇し、道路冠水や住宅への浸水の危険がある」という想定のもと、様々な訓練が実施され、会場となった一ノ宮公園では、はじめに、ドローンを使った空からの現場確認が行われました。

つづいて各種水防工法の訓練に使用する土のう作りが行われ、参加した人たちは声をかけあい、協力しながら、作業を進めていました。
「積み土のう工法」や、マンホールを土のうで囲み、漏水を防ぐ「マンホール噴出防止工法」などの訓練がおこなれたほか、支柱で支えた鋼板の間に土砂を盛って水の侵入を食い止める「鋼板防護工法」や川の堤防崩壊を防ぐ「シート張り工法」などの訓練が行われ、参加した皆さんは、それぞれの持ち場で懸命に作業に取り組んでいました。

最後は、多摩消防団の皆さんによる土砂災害を想定した救出訓練が行われました。
土砂により家屋や倒木の下敷きとなった2人を救出するということで、団員の皆さんは慎重に土砂を取り除いたり、電動のこぎりで倒木を切るなどして救助作業を進めました。
そして、無事に救助が完了し、全ての訓練が終了となりました。

訓練終了後には講評が行われ、参加した関係機関の皆さんは、訓練を振り返り、水害への備えに対する意識を新たにしているようでした。