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放送日2025年05月21日~
八王子市定例記者会見
八王子市
5月13日(火)、八王子市元本郷町の八王子市役所で、「定例記者会見」が行われました。
今回は、「介護予防等に向けた成果指向型の取組について」「八王子駅南口集いの拠点 オープン500日前イベントについて」「市役所本庁舎食堂前の池の利活用について」の発表がありました。
まずは、「介護予防等に向けた成果指向型の取り組み」についてです。
現在、全国的に高齢者人口の増加が進む中、多くの自治体が、介護予防教室などに力を入れても、健康に関心のある一部の人しか参加せず、住民の9割以上には手が届いていない、いわゆる「介護予防の焼け石に水」問題に直面しています。
こうした現状に対応すべく、八王子市では高齢者を対象に、スマートフォンのポイントアプリ「てくポ」や、オンライン教室を利用した運動プログラム「SOFT」のほか、要介護状態になる前に、元の暮らしを取り戻すための支援をする「短期集中予防サービス」など、市民の年齢や健康状態に合わせた様々な取り組みを行っています。
また、こうした各アプローチの介護費や、予測医療をデータ分析で推計する「EBPMプラットフォ―ム」という仕組みの構築を並行して行っていて、今回、これらの一体的な取り組みが評価され、厚生労働省の、「保険者機能強化推進交付金 成果指向型配分枠」に選出されました。
交付金は1億1,676万2千円で、市では、具体的な活用方法については、今後検討を重ねていくということです。
続いては、「市役所本庁舎食堂前の池の利活用」についてです。
市では、職員の働きやすい職場環境の整備、および来庁者の憩いの場となることを目的に、市役所本庁舎食堂前にある池の改修を行うことになり、その内容について発表がありました。
今回の整備にあたっては、市内にキャンパスがある東京造形大学との連携により、池のデザインを東京造形大学の学生が行います。
八王子市が大学で行っている環境授業の中で、学生が作成したデザイン案30作品の中から、最優秀デザインとして、3年生の山口 優香さんの作品が選ばれ、この日披露されました。
山口さんのデザイン案では、現在ある岩壁は残しつつ、フェンスやバリアを設けることで安全性に配慮した点や、新たに丸いベンチを設けるなど、全体的に丸みを帯びたデザインが取り入れられている点などが評価されたということです。
今後は、山口さんのデザインをもとに、今年9月から池の改修を進め、来年3月には工事を完了し、今年度中の利用開始を目指していくということです。