みんなの植物観察会

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放送日2025年04月27日~

みんなの植物観察会

多摩市

4月22日(火)、多摩市永山周辺で、「みんなの植物観察会」が行われました。
これは、パルテノン多摩と多摩市植物友の会が、地域の身近な自然に親しんでもらおうと年に5回開催しているもので、今回は、春の花を探す観察会が行われ、集合場所の永山駅にはおよそ40人の参加者が集まりました。

4つのグループに分かれて散策に出発した一行は、最初に、駅からほど近い場所にある、さえずりの森を訪れました。そこでは、赤い雌花をつけた「オオバベニガシワ」や、「クサイチゴ」の若い実などを見ることができました。そのほかにも、白い小さな花が何層も積み重なっている姿が着物の十二ひとえに似ていることから命名された、「ジュウニヒトエ」が群生しており、この日ガイドを務めた多摩市植物友の会の梓澤さんからは、ここまで多く咲いているのは珍しいと説明がありました。

また、道中では、「ハルジオン」「カタバミ」などの花や、赤い糸のような雌花と、丸い形をした雄花が特徴的な「ヒメコウゾ」を見ることもでき、参加者の皆さんは、写真を撮ったり、手持ちのルーペを使ったりして、見つけた植物を興味深そうに観察していました。

続いて訪れた瓜生せせらぎ散歩道では、葉が縦に生えている姿が特徴的な「コノテガシワ」を観察でき、梓澤さんからは、子どもの手のように見えることからこの名前が付けられたことなどが紹介されました。

今回は、緑道や坂道など、アップダウンの多いおよそ2キロの散策コースでしたが、参加した皆さんは、多摩地域の様々な植物に触れ、充実した時間を過ごしているようでした。