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放送日2025年04月20日~
稲城市の特産品「梨」の人工受粉作業
稲城市
稲城市では、特産品の「梨」の人工受粉作業が行われています。
こちらは、稲城市東長沼にある梨農家「川清園」で、4月上旬に行われた作業の様子です。
川清園では、「幸水」や「新高」、「あきづき」、そして幻の梨とも呼ばれる「稲城」など、10種類以上の梨を栽培していて、この時期、梨が白い花をつけると、ひとつひとつに人の手で花粉を付けていく、交配作業を行います。
梨は同品種では受粉しないため、他品種の花粉を人の手で受粉させる必要があります。川清園では、交配に使う花粉用の梨の木を育て、毎年、花粉を採取・保存しています。そして、梨の花が咲く4月上旬に、採取した花粉を「ぼんてん」と呼ばれる道具を使って、めしべに付着させて受粉させます。
今後は、余分な実を摘み取る「摘果」や、果実を農薬や害虫から守る「袋掛け」の作業を行い、通常では、8月20日頃から収穫作業がはじまるということです。