復興フォーラム2025シンポジウム

現在放送中

放送日2025年04月09日~

復興フォーラム2025シンポジウム

多摩市

4月5日(土)、多摩市関戸の関戸公民館ヴィータホールで、「復興フォーラム2025シンポジウム」が行われました。
これは、長年、東日本大震災の復興に取り組んできた「桜ヶ丘商店会連合会」と「せいせき桜まつり実行委員会」の皆さんが企画したもので、この日は、能登半島地震の被災地の現状や支援のあり方について考えようとシンポジウムが開かれ、会場には、多くの参加者が集まりました。
シンポジウムの開会を前に、主催者を代表して桜ヶ丘商店会連合会の三橋会長から挨拶がありました。

シンポジウムは2部制で行われ、第1部では、学校法人日本航空学園理事長の梅澤重雄さんによる基調講演が行われました。
日本航空学園では、石川県の能登空港に大学校と高等学校のキャンパスを持っていますが、能登半島地震の発生により大きな被害を受け、現在は、東京都青梅市へ一時的にキャンパスを移転しています。
講演の中で梅澤さんは、震災発生直後の能登空港キャンパスで、様々な対応の陣頭指揮をとった当時の状況を説明したほか、被災地の復興にあたっての問題点などを当事者の視点から語りました。
ほかにも、キャンパスが青梅市に移転するまでのエピソードなどを、梅澤さんは情熱的、かつユーモラスに語り、会場に集まった皆さんは、熱心に聞き入っていました。


続いて行われたパネルディスカッションでは、梅澤さんのほか、桜ヶ丘商店会連合会で復興支援に長年尽力してきた平清太郎理事や、多摩市防災安全課長の柚木さん、国士舘大学 防災救急救助総合研究所講師の浅倉さん、国士舘大学3年の篠原さんが登壇し、それぞれが関わってきた復興支援への取り組みやそこから学んだ事、復興への思いなどが語られました。
また、この日は多摩市の阿部市長も会場に駆け付け、パネリストの皆さんの話を受けて、市でも引き続き、能登への支援を行っていきたいと感想を述べていました。

そして、第2部では、今年2月に、多摩大学のホールで開かれた復興支援コンサートの映像が上映されました。
このコンサートでは、多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校と日本航空高等学校石川の皆さんが同じステージに立ち、合同合奏や合唱で音楽を通した交流をはかるとともに復興への思いを多くの人へ届けました。
映像の上映が終わると、来場者の皆さんからは大きな拍手が贈られていました。